目次

posted on 8.08.2015

【武将データ】夏侯惇元譲





読売ジャイアンツ 背番号7 三塁手 右投げ右打ち

身長188cm 誕生日7月10日 30歳(2013年現在)





打撃フォーム スペシャルA 長野久義




★74 対右ミートD55 対左ミートD55 パワーC68 走力D56 捕球D50 スローイングD53 肩力C65 疲労回復C67 三塁手D55

高弾道 チャンス△1 逆境 存在感 満塁男 粘り打ち サヨナラ男 初球 走塁△1 体当たり プルヒッター ケガしにくさ▽1 盗塁▽1 エラー 引っ張り傾向 強打 ストレート△1 積極スイング 反応打ち 積極走塁 調子安定




【作者コメント】

○基本設定

メガネがトレードマークのおしゃれさんですww(だって眼帯なんてないんだもん)

ゴーグルにしようかとも悩んだんですが、黒縁メガネに落ち着きました。

夏侯惇も生年が不明なんですが、若い頃は曹操を「孟徳」と字で呼べる間柄ということで、曹操とタメの30歳にしました。

今思えば、「孟徳」って上からな感じなのでちょい上もありかと思いましたがもう変えられないので今回はタメで行きます。(君主より年上じゃないって思っていたんですが、実際そんなことないんですよね。)


背番号7は別に長野や二岡を意識したわけでは全然なくて、イメージは右の万能型タイプなんですが、武将ということでガッチリ目のスラッガー寄りです。

無双なんかではカッコいい夏侯惇のイメージがありますが、なかなかどうして、プロスピ三国志の夏侯惇もいい出来なのではないかと自画自賛の見た目になりました。



○フォーム

で、背番号7を長野に絡めてあげようという順番でフォームを長野打法にしました。

プロスピの選手って実際の体型より明らかに細いので、おそらく普通体型の長野なんかはゲームじゃほっそりしてるもんだから、ガチムチ(ってほどじゃないが)の夏侯惇が長野打ちをするとちょっとイメージは違いますね。



○能力

もっと能力は高くても良かったんですが、なにせ関羽の★が78なんでそれ以下に抑えた結果、平均ちょい上くらいの無難な数値になってしまいました。

まぁそれでも実在選手の中では使えるほうだし、特殊能力もいいところを集めたのでそれなりに活躍は出来るでしょう。


あと武将全般に言える傾向として、やっぱりパワーと肩を高めにしてあります。とはいえ、夏侯惇に関してはもう少しあげても良かったかなぁとも思いますが、穴の少ない万能型として曹操を支えてくれるでしょう。


ケガしにくさはもちろん目の件ですww




○性格

無双みたいなクールな強気キャラでなく、どちらかというと落ち着いた参謀タイプの性格になってます。

何でも出来る万能型ってことで、きっと頭もいいんでしょうね(適当)


曹操のところはこれからいい武将がたくさん集まるんで埋もれてしまわないか不安もあるんですが、とりあえず外す理由のない能力を付けたつもりなので末永く使ってもらえるでしょう。
(とか言っておきながら序盤は村田と併用されてしまい、同期の曹操軍の中でも一番出番が少なかったりしてたんですけど)


個人的には打点王でも獲ってもらうと弾みがついていいなぁと思ってます。

posted on 8.07.2015

【武将データ】曹操孟徳





読売ジャイアンツ 背番号18 投手

身長168cm 誕生日10月9日 30歳(2013年現在)





投球フォーム オーバースロー1




打撃フォーム スペシャルB スクエア1(清原和博)







★99 大舞台 勝ち運 威圧感 牽制△2 対ピンチ△2 クイック△2 対ランナー△1 尻上がり 球速安定△1 スピン 打たれ強さ△1 対左打者△2 ベースカバー△1 打球反応△2 バントダッシュ△1 ムードメーカー 荒れ球 力配分 ケガしにくさ▽1 一発 人気 テンポ△1 緩急


ストレート152kmBD ツーシームDE 高速スライダーCD2 超スローカーブCD2 SFF BD4 スローシンカーCD2 シュートCD2


疲労回復S99 スタミナS99 先発適正◎ 中継適正◎ 抑え適正◎




対右ミートD51 対左ミートD51 パワーD57 走力E43 捕球D50 スローイングD50 肩力E47 投手C60 高弾道 内野安打△1





【作者コメント】

○基本設定

巨人のエースたるもの、こうあるべきという存在w

背番号は誰と並び立つこともなく、堂々の18番。堀内だろうが、藤田だろうが、桑田だろうが、もちろん杉内なんかもつけたきゃつければいい、巨人の18番は曹操孟徳なんですww



身長はちっちゃい説が多かったので168cm。顔はよく見るイラストなんかでは四角いイメージがありましたが、選手として一流であるために体型ともどもスリム系に仕立ててあります。

ええ、悪人顔ですw

顔の変更って後でした場合、プレイ途中のペナントに反映されるのかしら?年と共に威厳ある風貌にしてもよいと思います。


年齢は黄巾の乱の時点で30歳。オールドルーキーもいいとこです。これ、選手としては10年持たないよね? まぁ序盤は無双してもらって、次世代武将達(?)が台頭してきた頃、衰えてくれるといいなという願望ありです。


誕生日はもうどうでもいいんですが(もうと[10]く[9])とこれまた玄徳と同じとかいうDestiny。



○フォーム

とにかくベストピッチを出しやすいシンプルな投球フォーム、ということでワインドアップで投げるオーバースローの1です。シンプル故に、曹操の威圧感になってくれたら。


打撃フォームもシンプルに、と思っていましたが、後から調べたら清原でした。ま、ホームラン打てる打力はありますし、弾道もあえての高弾道です。




○能力

えーとこれ、スピリッツの対決モードで54回クリアだったかな?今の時点で自己記録です。ピッチャーの場合、ベストピッチと決め球で決まるといっても過言ではないため、曹操のSFFは強力です。

おかげさまで★はMAX99。まぁ実在選手でも99はいるし、特殊能力でアップしたところもあるので、化け物レベルではないですがね。球速なんかはもっと上げたかった。逆に変化球が余っちゃったので予定にはなかったツーシームとかつけちゃいましたが。


一方、圧倒的な能力を持ちながら大負けすることもある史実の曹操にちなんで、マイナス能力もそれなりにつけました。

荒れ球や力配分といったプラスにもマイナスにもなる能力もあれば、一発なんかもあえて付けた感じです。ケガしにくさ▽1はきっと頭痛持ちってことでしょうww


人気…どうなんでしょうね。なんで付けちゃったんでしょうか?勢いなのか、余ったポイントで付けちゃったんでしょうw



もうちょっと頑張ればガチの二刀流に仕上がりましたが、どうせプロスピ2013の仕様では二刀流起用は出来ないので投手として無双してください。




○性格

基本冷酷無比な感じの振る舞いをさせています。まぁこれだけの能力ですし、年齢もいってますから態度もデカくなりましょう。というか、このスペックでこの年まで野球をせずに何をしていたのでしょうかね?(天下統一を目指してましたwww)


自称は「余」なんですが、たぶん「余」って言うようになったのは帝を抱えるようになってからなんだと思うんで、このころ(一八四年)は言ってなかったし、夏侯惇達もまだ主従というより仲間だったと思います。

「殿」と呼ばせているのもなんとなくです。曹操と言えば「丞相」なんですが、実際に丞相となるのは二○八年、赤壁の戦いの頃なんですよね。なんで「丞相」と呼ばすのはまだ先になりそうです。(いつかは呼ばせたい)


今のまんまだと「げぇ関羽」なんて言いそうにないんですが、横光三国志も若い頃の曹操はイケメン(?)だったので、年相応に変わっていってくれることを願いますw

posted on 8.06.2015

【第42話】謀叛~結末、そして・・・


試合の最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ



2013年7月13日、甲子園球場での横浜DeNA戦は6回を終わって2-1で阪神1点のリードです。

6回裏、阪神は無死1・3塁の大チャンスでしたが無得点!代打策が不発に終わりました。

その後、ベンチで何やらモメていたようですが試合は続きます。

7回表のDeNAの攻撃です。



劉備「スパイス監督…本当に謀叛なのか…私のやり方がそれほどまでに気に入らなかったのか…」




攻撃は鶴岡倒れて今度はDeNAの代打攻勢。

一番手金城倒れて二死。二番手筒香がコールされます。






・・・2015年のブレイクが待ち遠しい頃だねww






筒香、打ったー!

捉えた打球はライトスタンドへ一直線!







同点のソロホームランです!!

今シーズン第1号!大器の片りんを見せた一撃です!!



関羽「不用意な一球だったか?…この流れはマズい。」








試合はこの終盤、振り出しに戻ります。

7回裏、ピッチャーの劉備に打席が回りますが、代打はありません。続投です!!






が、ここは三振!この回も無得点に終わります!



8回表、先頭のモーガンがセンターオーバーのツーベースヒット!

無死からピンチを背負います。

続く恐怖のブランコはジャストミートもセンターライナー!

キヨシ監督もご覧の表情です。






続くバッターは5番・中村ノリ。怖いバッターが続きます。







ノリ、打った~!打球はライトへ!

2塁ランナーの俊足・モーガンが一気にホームイン!!

DeNA、ここで勝ち越します!






ノリ「やったぜ。これで来年も残留待ったなし!」






その後さらにピンチを招くも最後は三振で切り抜け、これ以上の失点は防ぎました。しかし、ベイスターズ、この回勝ち越しに成功しております。

8回表を終わって3-2。ベイスターズ1点のリードに変わります!



8回裏の阪神の攻撃、二死走者なしとなり4番・張飛。

一発出れば同点ですが…






センターフライ!スタンドまで届かず!



9回表、何と劉備が続投しますが一死から代打ラミレスにヒットを浴び、ここで降板。8回1/3とこれまで最長、107球、5奪三振の熱投も、被安打12、3失点。無念の降板です。



3-2のまま9回裏、先頭の関羽もセンターフライ!






一発を狙うあまり、力みが出たか?






そしてそのままゲームセット!

DeNAベイスターズ、1点差を逃げ切りました!!






スパイス監督「えーと、敗因は…何だっけ?」




張飛「馬鹿野郎!6回裏にオマエが訳の分からん代打攻勢仕掛けたからだろう!」





劉備「張飛よ。それは言うでない。では7回から私にリリーフを送る策もあったのではないか?」




関羽「たらればを言ったらキリがないが、采配を下すとき、スパイス監督はもちろん、殿でさえも機械的な動作に感じることがないか?」




・・・だってコンピュータですもんwww




スパイス監督「確かに理由は後付けちゃってるんだけど、なんであそこで大和だったのかなぁ。大和って左に強いんだよね。なんでばんてふなのに出しちゃったのかなぁ。」




鳥谷「ピッチャーの左右や得点圏打率は関係ないのか?まぁオレもチャンスに強いとは言えんが。」




藤井「オレも何でいつも代打の一、二番手なんだろうって。二人制のキャッチャーだし、全然勝負どころじゃないイニングの頭とかでコールされると、えっ他にいるだろ?って思うぜ。」




関本「守備要員とか構想はあるんだろうけど、状況に合わせてってよりは出せるときに順番に出しちゃってる印象だよな。」




俊介「そうそう。一軍登録の構想と試合中の交代構想、そして一番肝心の試合状況とがバラバラなんだよね。」




上本「オレなんて最後の最後要員だからほとんど出番ないんだけどさ、延長入ってチャンスにピッチャーの打席なら出してもいいときあるよね?てかそもそも毎試合オレが最後要員じゃなくてもよくね?」




・・・確かに上本の打席って見たことないかも。けど3打席だか記録されてるからスキップした試合で使ってたのかな?




関羽「何やらスパイス監督がどうの、の話では済まなそうだな。殿、いかがです?」





劉備「先発投手も序盤で代えるには6点取られないと腰が上がらないんだよなぁ。四球→四球→痛打、なんてそこで代えたいんだけどなぁ…」




・・・プロスピあるあるwww




張飛「殿も采配に関しては何かに縛られているみたいだな。セットアッパーや抑えってのも、不調だったり疲れてても出しちまうもんな。ん?そしたらよ、抑えがショボいチームは打たれると分かっててショボい抑えを出しちまうのか?」




榎田「福原さん!違いますって!例えですってば!!」




福原「分かってるって!けど一理あるぜ。『コイツとシーズン心中だ』って思える抑えだったら打たれても使い続けるが、今のオレ達はそんな存在じゃない。逆に言うと外してほしくても投げ続けなきゃならんのだぜ。」




松田「JFKはもういないからね。あ、Kの方は無情トレードに出されたんだっけ…」




・・・ロッテ神戸と誰得トレードwww



スパイス監督「ふむ。ということはワシが無能なのではなく、COMそのものが無能ということか…」




張飛「むむむ。うまく責任転嫁されてしまった気もするが…どうする、大兄貴。オレ達、このままCOM采配に振り回されたまま戦っていくのか?」




関羽「完全オーペナにして試合を一切見ないという選択肢もあるにはあるが…」





劉備「うむ。それはそれでこの『プロスピ三国志』の根幹に関わる問題だな。記録はもちろんだが、我等の武将の活躍を見たくて始めた企画だからな。」




・・・顔とか体格、フォームにもこだわったんだしね。オーペナで結果だけだとつまんないよね。




曹操「そして余が言うのもなんだが、阪神が弱すぎるのがツマラン。選手操作をしないとはいえ、プレイヤーチーム、すなわち主役となったからには相応の戦果を挙げてもらわんとプレーするのもブログを書くのも萎えるわ。」





孫堅「そうだな。曹操やオレとは違って物語序盤の劉備が弱いのは史実通りだから構わんが、野球として理不尽な采配や展開を見続けるのは野球人としては耐えられんな。」



・・・野球人・孫堅www



スパイス監督「それに実際のところ、阪神の選手たちにも愛着が湧いていよう。いくら鳥谷や大和が打てなくても、今更トレードに出したり二軍に幽閉したりはできまい。」




劉備「関も…いや、そうかもしれん。実際スパイス監督ですら、単なる能無しとしてではなく悪人として描くのは心が痛むところだ。」




・・・能無しは否定しないんですねw




張飛「大兄貴。そろそろ結論を出そうぜ。あんまりヘンな縛りは取っちまっていいんじゃねぇか?」




関羽「そうだな。ここまでやってみて分かったこともある以上、臨機応変にストーリーが盛り上がるように対処することでよいのかもしれん。曹操殿に孫堅殿、いかがかな?」




曹操「余はどうせ奸雄として描かれるのだろうし構わんぞ。それだけの能力を持っておるしな。」




孫堅「まぁアレだな。群雄割拠ったって試合は劉備んとこ視点になっちまうんだしな。とりあえず劉備中心でいいんじゃね?オレらはそれなりの戦力もらってそれなりの成績があればまぁいいぜ。」




劉備「お二方ともかたじけない。オーダー変更ひとつとって禁忌と言っていた自分が情けない…」




曹操「気に病むことはない。余とて自分が率いるチームがそこまで酷かったらゲームそのものを破壊してしまうかもしれん。」




孫堅「そうそう。ブログにしてなかったら絶対やり直してるよな。ま、どんだけ見てる人がいるんだかなんだから自分が楽しめばいーじゃん(いーじゃん)」




劉備「分かり申した。この劉備玄徳、命に代えてもこの『プロスピ三国志』を楽しむことに致します。今後ともよろしくお頼み申す。」




・・・やれやれ。一件落着だね。ってこの先どうなるの?



とりあえずペナントの続きを行います。阪神のオーダーはコロコロ変わります。これからは『阪神を勝たせるペナントレース』なのです!



・・・まぁまぁそれでもいいって言うんだから仕方ないか。ただオーダー変えただけで勝てるようになるもんかね。



それも含めてプロスピの実験でもありますね。けど孫堅も言っていたように手を尽くして負けるならそれも本望、というところで、まぁ要は作者が納得するかどうかということですよ。



・・・まぁねぇ。納得感なんて言っちゃえば人それぞれだもんね。少なくとも今日の試合の決勝タイムリーの中村ノリの納得感ではない(納得)」



ブログを一気に読んだ方にはよく分からないかもしれませんが、実際2か月ほど放置してしまいましたからね。まぁボチボチと再開していきましょう。

posted on 6.19.2015

【第41話】謀叛~玄徳の誤算


試合の最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ



2013年7月13日、甲子園球場の横浜DeNAベイスターズ戦です。

試合は序盤3回を終わって2-0。阪神ペースで進んでいます。



4回表も先頭の中村にヒットを許すも、多村ゲッツーで2アウト。

バッターは7番・荒波。






荒波、打った~!打球は弾丸ライナーとなり…






そのままスタンドイン!

荒波のソロでDeNA1点差に迫ります!!



関羽「クリーンナップは警戒していたが、まさか荒波に一発とは…」





劉備「なんの。ゲッツーで走者がいなくなっていたのが幸い。まだ我が軍のペースだ。」



1点差のまま5回表、先頭のピッチャー・三浦にヒットを浴びます。



関羽「さすがは番長。接戦において自らも攻撃の一員として出塁するとは。この試合、このままリードを守りきる展開ではござらんな。」




そして二死1・3塁とピンチは広がり、4番・ブランコ。劉備のギアは上がるのか?それとも得点圏打率4割を超えるブランコが決めるのか!?






劉備「このピンチ、抑えれば勝利にグッと近づくはず。関羽、ここは勝負だ!!」






ここは劉備がブランコをセカンドゴロに打ち取ります!

劉備玄徳、ギアチェンジでこのピンチもまた凌ぎました!!






坂「さすが殿!あこがれるゥ!」



張飛「坂がさか(茶化)した。イマイチだな。」








そんな周囲の浮かれ気分には乗らずに、険しい表情の劉備。

6回の表も抑えます。ここまで2-1。そろそろ追加点が欲しいところです。



劉備「スパイス監督、チャンスがあれば動いてください。次の1点が勝負どころです。鳥谷さんならどんな状況でも1点もぎ取ってくれるでしょう。それから、今日の試合展開では終盤に藤井さんの出番もあるかもしれませんのでよろしくお願いいたす。」






スパイス監督「うんうん。劉備殿ももうひと踏ん張りですな。ささ、ベンチ裏で肩を休めてきてくだされ。後はワシに任せて。」



6回裏、先頭の張飛がヒットで出塁です。






劉備「関羽に一発が出ればな。しかし番長もエースと呼ばれた男。さすがに警戒してくるだろう。鳥谷さん、頼みましたよ。」




鳥谷「おう。犠牲フライでもゲッツー崩れでも、キレイなヒットじゃなくてもここは1点もぎ取ってくるぜ。安心して休んできてくれ。」




劉備「かたじけない。この試合、何としてでもあの番長に投げ勝ちたいのだ。もうひと踏ん張りするために、少しだけ休ませてもらう。」






劉備がベンチ裏に下がったその時、関羽がライト前ヒット!

無死1・3塁と大チャンス到来です!!!






ここでスパイス監督が代打を告げました。バッターは…






なんと、大和です!!






得点圏打率.173の大和をこの大チャンスに起用!

先日の中日戦同様、ここで一気に畳みかけるつもりか!?



関羽「?妙だな。ここは鳥谷さんと思っていたが…確かに沖縄では結果を出していた大和さんだが、甲子園に戻ってイマイチ調子が上がっていないように見えたが。」




張飛「なんか昨日スパイス監督と話し込んでたな。これ、ホントに大兄貴の采配か?」





大和「いきなり来るとは思ってなかったぜ。今日も試合前の練習はイマイチだったけど、ここはまたとないチャンス。オレから始まる怒涛の攻撃再び!といくぜ!」



鳥谷「大和!?明らかに準備が出来ていないぞ!この試合の緊張感に入っていけてない。それにこの起用は?殿の指示はいったい…」




スパイス監督「ここは誰を出しても追加点間違いなしだ。ならば劉備の選んだ鳥谷ではなく、ワシの選んだ大和が結果を出し、そしてこのワシの采配が評価されるのだ!」






大和、三振!!!

このチャンスに前にボールを飛ばせません!!



大和「い、いや、外野フライでいいと思ってたんだよ。けど3塁ランナー張飛だろ?浅いと帰って来られないかとか、内野も中間守備でゲッツー狙いかホーム封殺か迷ってるうちに…」




鳥谷「自分が決めるつもりで打席に入った後、犠打の可能性を考えてしまったな。自分の状態、試合状況、そして殿の姿を見ていれば自ずからやるべきことは分かったはず。お前の役割は張飛をホームに突進させることだったんだ。」




張飛「おうよ。マートン直伝のタックルでキャッチャーごと吹っ飛ばすつもりだったぜ。外野フライだろうと内野ゴロだろうと。」




関羽「しかし1・3塁は変わらない。張飛は代えられないから私に代走を出して揺さぶるか…!?」」







続けて代打です!

スパイス監督、藤井をコールします!!!



スパイス監督「終盤に守備で入れるなら、ここで結果を出して関羽と交代じゃ!藤井なら犠牲フライくらい打てるはず…」






しかしここは最悪のセカンドゴロゲッツー!

阪神、無死1・3塁のチャンスを生かせませんでした!!!






劉備「なんと、いうことだ… 自分のピッチングに集中するあまり、采配の意図が伝わっていなかったのか… スパイス監督…」




張飛「殿!コイツは自分の采配で手柄を立てたかっただけだ!殿に対する謀叛だ!打ち首だ!!」




関羽「大和さんも甲子園に戻ってからの自分の状態、そして試合状況を読み間違えたまま打席に入ってしまった。打ちたい気持ちだけではダメだと試合前に話していたのに…」




劉備「言うな、二人とも。打ちたい気持ち、勝ちたい気持ちは大和さん、藤井さんはもちろん、スパイス監督とて同じはず。それを同じ方向に向けられなかった私の不明のいたすところだ。」




スパイス監督「そうだそうだ!打てなかったのは結果論であって、劉備の策で点が入ったかどうかも分からんわ!ワシだってチームのためを思って、その場の状況で判断したまでだ!」




関羽「それも正論ではある…が」





張飛「一度殿のやり方でやろうって決めたんだからよ、信じてやりきるのが筋ってもんじゃねぇのか?」




大和「確かにスパイス監督にアピールはしたよ。オレもやる気はあった。が、打率が2割切ってるんだから普通に打ったって5打数で1本打てないんだもんな。いきなり結果を出したからって代打を甘く見てたよ。」




鳥谷「まして得点圏打率は更に低いんだ。今のオレ達は結果を出すことよりも状態を上げることが必要なんだ。」




藤井「オレも反省はあるが、まだ試合中だ。殿、選手の交代を。」



劉備「うむ。ショート坂さんに代わって鳥谷さんに、ファーストは良太に代わって関本さんに入ってもらう。キャッチャーは関羽、すまぬが今日も最後まで頼む。」




関羽「はっ。この関羽、力の限りに。」




藤井「それでいい。オレはベンチで声出すぜ。」



スパイス監督「いーじゃんいーじゃん、まだ勝ってるんだしさ。後は劉備が抑えればこの試合のヒーローも勝利の采配も、みんな君のものだろ?」



張飛「コイツ!試合終わったら百杖の罰を与えてやるぞ!」





大型連敗後、玄徳を中心にまとまりを見せ始めた阪神タイガース。

しかしその玄徳の登板により、再び綻びが現れる。

6回を終わって2-1。この最小リードを守りきり、綻びを繕うことが出来るのか。次回、衝撃の決着!!


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