posted on 4.29.2015
【制作秘話その1】野球好きは三国志好き!?
突如として始まった『プロスピ三国志』。いったい何なのか、そしてどこへ向かっていくのか、その辺を少しずつ語っていきたいと思います。
・・・え、別にいいよ… せっかく本編を楽しんでるのに。制作秘話とか唐突だなぁ。
まぁそう言わずに聞いてくださいな。まずは企画意図から…
日本人って野球が好きですよね。プロ野球に限らず高校野球や今やメジャーリーグまで、サッカーや他のスポーツに押されてるとはいえ、ダントツの人気です。観戦だけでなく、草野球などプレー経験がある人も多いですよね。
・・・いきなり語り口調になるの? 今の子どもは野球とかあんまりやらないよ。
これを読んでくれている世代の人はきっと経験があります!そしてもうひとつ、日本人は三国志が好きです。
・・・うゎ、言い切った。
三国志という最終的な勝者のない、いわば滅びの美学・盛者必衰・判官贔屓という日本人好みの要素満載でなおかつ自国の歴史でないフィクション感による想像・妄想・憧憬の世界!
・・・確かに。一部ではヤバい妄想とかもされてるよねw
そしてそれをミックスさせた「三国志で打線組んだ」。誰もが納得する関羽と張飛の豪打! 層の厚い魏という大正義チーム!!
・・・それも一部の人たちだけじゃあ…
三国志の武将たちのシーズン成績や通算成績がネット上でたくさん語られている中、実際にそれを目の当たりにすることはこれまでなかったのです。
・・・そらそうよ。イメージだからね。適当適当w
そこで『プロ野球スピリッツ』を使って武将データを作成、現代に再現することでプロ野球界でどんな活躍を見せるのかを実践してみたのがこの『プロスピ三国志』なのです!
・・・ヒマで壮大な企画だねぇ。で、なんで『プロスピ2013』なのさ。
『プロ野球スピリッツ』と言えば2013、と言われるくらい完成度が高…
・・・引退した選手を監督やコーチにできる2014とか、最長30年プレイできる2015とかのほうが曹操監督率いる大正義軍魏とか、孔明監督の名采配とかまで出来たんじゃないのかな?
だってそこまで続くか分からないし… 2014を買いそびれちゃってて久しぶりに遊んだ2013でスピリッツやってて思いついたから… 2015も買おうか悩んだけど高いし…
・・・ん?声が小さいよ。要は思いつきのやっつけ仕事だね。ま、ここまではそれなりに面白く出来てるけど。
そうなんです!やってみたら意外と面白くて! どうせ三国志の武将がメインだから実在選手とかどうでもいいし!!
・・・いきなり声デカッ! そして何その開き直り発言?
失礼いたしました。とりあえずこの2・3年は現実との比較も楽しめるし、その先長期連載になるなら最新版プロスピの導入も考えたいと思います。
・・・データの引き継ぎって1作ごとだよね? 結局全部買うようになるよ?
2013のデータを2014に引き継ぎ、2014のデータを2015に引き継ぐ、といったことですね。それまでに作成した人数にもよりますが、新たに作成するということも考えています。
・・・今12人だよね。最終的に何人出すの?
プロスピで三国志をやろうと思ったとき各武将の全盛期でチームを作ろうかと思ったんですが、それだとストーリー性がないので年代を分けようかと。けど実際の年齢でやるととても一緒にプレーできる年代には収まらないし、何より20年とかじゃ終わらないし。
・・・30年でも終わらないよねw ま、劉備と孔明で20歳違うんだからねぇ。生没年不詳の人も多いし登場する年齢もまちまちなんでしょ?
2013年現在、劉備は24歳ですが曹操30歳、孫堅29歳です。今回の設定では曹操がかなり無双な能力持ちですが、30歳からの伸びしろがないというのがペナントを続ける上でのポイントです。
・・・で、若手に世代交代していくわけか。ちなみに2014年は一八五年じゃないよね?
はい。予定では2014年開幕前には一八九年・霊帝崩御の年からやってくることになっています。董卓が実権を握り、配下に呂布・張遼を引き連れてきます。
・・・おお!呂布は見たいぞ。けど「董卓暗殺」とかどうするわけ?
短命の武将も数多くいますが、基本的には殺さずに活躍してもらう方針です。ただ、董卓の場合登場が47歳なのでシーズン中に劣化してすぐに引退でしょう。
・・・なるほど。そのための年齢設定か。まぁ山本昌さんもいるし、あり得なくはないけど、47歳のルーキーって。獲る球団アホかよww
その辺はストーリーをうまくつけてごまかします。呂布だって生年不詳ですが36歳デビューにしてあります。剛腕はいつまで持つのか。
・・・剛腕!?投手なのかな? 二刀流の出来る2014以降がますます欲しくなるね。で、結局何人くらい出す予定なのかな?
孔明が出てくるくらいまでに60人くらいは名前を挙げてあります。その後の三国鼎立時代まで行くならもうちょっと出すつもりですが、そこまで行くのかどうなのか…
・・・魏・呉・蜀って呼べる頃までまだ先だけど、選手数のバランスとか考えてるのかな?
年によって偏りはありますし、最終的な人数もバラバラです。起用や采配はCOM任せなのでトレードとかもあるかもしれませんし。それと、2年目以降は武将たちオリジナル選手をドラフトにかけようと思っていたのですが、分散しすぎてもストーリーが組みにくいので最初に入る球団は指定します。
・・・ふーん、いろいろ考えているんだね。時間も手間暇もかかるし、ホントに壮大な企画だぁ。
完走できるように頑張ります! 進めながらいろいろなことが決まったりもするかもしれませんので、その都度公開していきたいと思います。
・・・そうだね。ゲーム設定とかそういうのもここで聞けるのかな?
はい。武将データのページも別途作成しておりますので、本編とは別にそちらも参照しながらご覧ください。では、また次回制作秘話その2でお会いしましょう、さようなら。
【武将データ】劉備玄徳
阪神タイガース 背番号1 投手
身長173cm 誕生日10月9日 24歳(2013年現在)
投球フォーム オーバースロー12
打撃フォーム スペシャルA 金子誠
★77 大舞台 勝ち運 存在感 逃げ球 対ピンチ△2 クイック△1 対ランナー△1 尻上がり 打たれ強さ△1 対左打者△1 打球反応△1 バントダッシュ△1 ポーカーフェース
ストレート140kmDB スライダーEB2 ドロップカーブEB4 チェンジアップCB3 シュートEB1
疲労回復B73 スタミナB75 先発適正◎
対右ミートE45 対左ミートE45 パワーE47 走力F32 捕球E40 スローイングE40 肩力F34 投手C60
【作者コメント】
○基本設定
背番号は1。三兄弟なので関羽・張飛とで1・2・3なだけです。決して鳥谷がどうの、ということではありません。
容姿のポイントは「耳が大きい」。あとは真面目そうな感じです。
ヒゲはなくてもいいんですが、後の君主(?)としての威厳が出るようにチョビヒゲですw ピアスは君主クラスのみ、許可しています(??)
年齢と身長はけっこう調べました。一応、一八四年時の年齢を基準としています。が、劉備のように生没年がはっきりしている人は少ないので、諸説や想像、願望などが入りまくりですww
身長は173cm。七尺五寸とかいうデータがあったので、一尺23cm計算で173cmとなりました。が、時代により尺貫法の基準がまちまちで、一尺24.1cmとか22cmとかいろいろあったので、そのときどきで使い分けています。(関羽とか呂布なんかはもう、ねw)
誕生日はゴロ合わせで10月9日(げんと[10]く[9])。でもこれ最初に設定した後、どこにも見られないんだよね。各武将、けっこう苦労して考えたのに… なんであるんだろう?
あとこれは全員なのですが、出身地は中国ですが登録は日本人ww
劉備は裏設定(嘘)でローソンソン(楼桑村)出身ですw
○フォーム
投球フォームは、やっぱりワインドアップをさせたかったので。
それと、選手はスピリッツの対決モードで作成していますが、ピッチャーの良し悪しって自分が投げやすい(ベストピッチのタイミングが取りやすい)フォームが一番重要な気がします。
実在選手でペナントとかプレーしても、いくら能力があってもベストピッチが出しづらいピッチャーは結構打たれてました。(能力が高いピッチャーはベストピッチの幅が狭いのかな?)
打撃フォームは金子誠。これは真面目そうという理由のみw
○能力
劉備自体は非力なイメージなので球威はE中心です。その代わり真面目にコツコツ投げるので制球がBという、こじんまりとまとまったピッチャーですw
決め球はチェンジアップ。切れのある変化球、というより緩急と制球力で勝負するタイプ。お母さんの投げたお茶の缶の軌道をヒントに修得したとかしないとかw
作成時、オリジナル変化球で「チカッポー」と名前を変えようと思いましたが、そんなことするなら他の能力あげよって思ってやめました。
その結果、特殊能力祭りに。自分でプレーしない分、特殊能力の評価はしづらいところですが、勝ち運とか自分以外の能力に頼るところとかマイナス能力がないとかは劉備っぽさと思っています。
★77もちょうどいいかな~。★は他の武将と比較して調整しながら作成していたのですが、劉備自体は決して超一流ではなく、あくまで周りにスゴいのがいてこその劉備であって欲しいと思いを込めました。(結果、一軍昇格が遅れちゃったのかな、とは思いましたが)
○性格
一応主役の立ち位置で話が展開するので、セリフは多いです。基本、「徳の将軍」をイメージした真面目発言ですが、時にやさぐれたり毒を吐いたりもします。
「持っている」発言もしてしまったし、これからの成績と性格が注目ですw
【第15話】持っているもの
試合の最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
2013年5月23日、劉備玄徳デビュー戦もいよいよ終盤です。
・・・引っ張るなぁ。点を取っては取られの繰り返しで、2点ビハインドの8回表にこれまでさんざんチャンスを潰してきた関羽がようやくソロを放って1点差に迫ったってところだっけ?
ご説明ありがとうございます。千葉ロッテマリーンズx阪神タイガース、4-5と阪神1点のビハインドで迎えた8回裏、劉備玄徳志願の続投です。
その頃、仙台では楽天戦を終えた巨人が宿舎へ引き上げ、他球場の様子を観戦していた。そして劉備に注目する一団が。
夏候惇「ほう。劉備をまだ投げさせますか。流れが傾きつつあるとはいえ、すでに8回裏。ここは交代したほうが…」
曹仁「劉備ってのも大したことねぇな。もったいぶってようやくデビューした割にはこんな無様なピッチングをまださらすつもりかよ。」
曹操「(ギロッ) …開幕から出ているのに無様なバッティングを続けているのは誰かな? まぁいい。しかし劉備、デビュー戦にしてこの展開、やはり持っているな。」
夏侯淵「?どういうことでしょう? 味方が点を取ったらすぐ取られるリズムの悪いピッチングに見えますが。」
曹操「うむ。しかしKOされるほどの崩れは見せておらん。そして味方も何とか劉備を勝たせようとしている。」
夏候惇「張飛に…関羽も、ですか。」
曹操「それだけではない。好調の新井兄はもちろん、ここまで調子の上がっていない鳥谷など、チームの主力が活躍している。劉備がマウンドにいることで、チームがひとつになっているのだ。」
夏侯淵「それにしても、ベンチも我慢強いですな。劉備のピッチングはベンチや首脳陣をも巻き込んでいるということですか。」
曹操「それもあるが、何より球数が少ない。7回を投げ終えてまだ70球程度じゃろう。リズムこそ悪いが、テンポは悪くない、ということじゃ。」
曹洪「結果が出ていなくても殿がこれほど評価するとは… 曹仁の打席もこのくらい評価してもらえればいいのにね。」
曹仁「うっさい! 結果しかないから当たりの強さとか選球眼とかそういうのが分からんのじゃ!」
夏候惇「分からないのがいいことも、あるw」
さて、曹操軍のおしゃべりはここまでで、注目の8回裏です。
・・・あれ?
・・・あれれ?
・・・あれあれれ?
ブラゼルの特大2ランホームラーン!!
阪神ファンの悲鳴を掻き消すロッテファンの大歓声! この場面での3点差、試合は決まってしまったのでしょうか。
そして劉備玄徳、無念の降板です。ピッチャーは二番手渡辺。後続を抑えますが、残る阪神の攻撃は9回表のみです。
劉備「…す、すまん。俺たちの夢は、漢の復興は、また振り出しだ…」
関羽「兄貴!まだ試合は終わっていない! 俺は…俺は諦めない! さっきのホームランじゃまだ借りは返せていない!」
張飛「9番からの攻撃だろ。俺たちのところへ回ってきたら、それこそ試合を決める場面だ!」
果たしてその場面は回ってくるのか。千葉ロッテは守護神・益田の登場です。
・・・厳しいなぁ。1点ならまだしも、3点差…
しかし粘る阪神、一死から西岡のスリーベース!
そして鳥谷のタイムリーツーベース! 1点を返します!!
・・・うぉ~! けどやっぱり1点差だったらなぁ…
新井兄三振で二死。後がなくなった阪神、4番の張飛に託します。
ここからの勝負は動画でどうぞ。
なんと!なんと!! 張飛・関羽の連続タイムリーで阪神、同点に追いつきました!!!
張飛「やったぜ、小兄貴!ウヒョー!!」
関羽「これで兄貴の負けが消えたのか? 最低限の仕事は果たせたのか?」
劉備「お゛ま゛え゛ら゛~」
続くマートン決めきれず、この回同点止まり。そして9回裏もロッテ無得点で試合は延長戦に突入です。
延長戦に入っても両チームランナーは出しますが得点には至りません。そして迎えた11回表、一死走者なし。バッターは4番・張飛。
先ほどは6球目のストレートを捉えた見事なタイムリーツーベースでした。
この打席も動画でご覧いただきましょう。
・・・打った!打ったで!張飛が打った!!
張飛「どんなもんじゃい! 張飛じゃい!」
劉備「張飛~ 張飛~ ちょうひ~」
張飛のホームランで勝ち越し! その後も1点を加えて9-7。阪神、終盤の劣勢から試合をひっくり返しました!
そして11回裏は福原が三人で締め、阪神タイガース、勝利です!
ヒーローインタビューはもちろんこの人、張飛選手です!!
張飛「俺たちが三人揃って最初の試合で大きな力が出せました。調子の上がらずもがいていた関羽の兄貴、苦しみながらマウンドで投げ続けた劉備の兄貴、そんな姿を見ていたからこそ、この結果が出せたし、何よりチームが勝てたことで次につながると思います。」
スパイス監督「あーびっくりした。スパイス利きすぎだよ、もうw 『こうなることを信じて劉備を続投させました』とか言っちゃおうかな。」
試合終了後、記者たちは監督そっちのけで力投の劉備の元へ向かいます。
記者「デビュー戦は7回2/3 86球のマウンドでした。7失点で7回途中まで投げ、そして負けが付かない、これは何か持っているということでしょうか?」
劉備「ローソンソンにいた頃から『劉備は何か持っている』と言われ続けてきましたが、今日、何を持っているかを確信しました。それは義兄弟です!」
・・・wwwあーあ、言っちゃったよw フラグかな?
孫堅「ふはははは! ビッグマウスなら負けんよ?」
曹操「やはり劉備玄徳、只者ではなかったか。早いうちに叩いておきたいな。いや、共に成長して大舞台で倒してこそ、ファンの熱狂もピークに達するというもの。」
夏候惇「交流戦が終わる頃には阪神が上がってきますかな?」
孫堅「そうでなければ面白くない。ビッグマウス対決を制し、憧れの斎藤佑樹を超えるのはこの私だ!!」
・・・憧れてるんだwww
これにて2013年、プロスピ界にやってきた三国志武将12人すべてが一軍デビューを果たしました。ここからどんな戦いを繰り広げるのか注目は尽きません!!
posted on 4.27.2015
【第14話】覚悟
試合の最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
2013年5月23日、劉備玄徳一軍デビュー戦の続報です。
・・・続報っていうか、勝手に途切っただけだよね。動画の処理は終わったのかな?
1-0で阪神リードで迎えた2回裏、劉備のピッチングを重複してアップロードしてしまったYouTubeの動画でどうぞ。
根本に一発を浴びた後、二死までいきながら今江、里崎に連続ヒットで逆転を許します。
張飛「クソッ。今江の当たりをオレが抑えていれば…」
劉備「言うな、張飛よ。あの打球を打たれた私が悪い。」
・・・チェンジアップとドロップカーブって遅い球が主体だからねぇ。ストレートに球速と威力がないのかもしれないけど、最後の鈴木大地を三振に取ったときみたいにうまく使っていかないとね。
逆転を許した劉備ですが、3回表阪神は一死から鳥谷・新井兄の連続ヒットで同点に追いつきます。
張飛「オレの第二打席は四球で勝負を避けられたな。一気に逆転といきたかったのにな。 …どうした?小兄貴。」
関羽「い、いや…」
しかしその裏の劉備、1番岡田のヒットを伊志嶺が送り、清田のタイムリーで勝ち越しを許します。
スパイス監督「おいっ。あいつを一軍に上げたのは誰だ? ちっともスパイスが利いとらん!」
さらに犠牲フライで1点を失い、3回裏で2-4。この後の逆襲はあるのでしょうか。
張飛「大兄貴、しっかりろい! オレと小兄貴ですぐ取り返してやるよ!」
関羽「あ、ああ…」
そのチャンスは5回表にやってきます。二死から新井兄が四球で出塁です。
張飛「よしっ!落ちたっ!ポテンヒットだがつないだぞ。小兄貴、ここは任せたぜ!」
(第一打席:二死1塁 第二打席:一死1・2塁 第三打席:二死1・2塁)
前を打つ4番の張飛選手の三打席は、レフト線タイムリー、四球、ライト前ヒットです。ここで関羽選手の三打席をダイジェストでどうぞ。
ダメ関羽ダイジェストw
・・・やめて差し上げてぇ~www
関羽「兄貴、済まなかった! この関羽、打ち首に匹敵する無様さよ!」
劉備「い…言うな…関…羽よ… すべては…打たれた私が…悪…い…」
・・・さっき張飛に言ったのと明らかにテンション違うwww
その後両投手なんとか立ち直り、2-4のまま試合は7回へ。千葉ロッテは継投に入り、マウンドは二番手・服部。
その代わり端を攻め、鳥谷のタイムリーで1点差に詰め寄ります。
しかし、その裏またも劉備が失点します。一死3塁から岡田のスクイズ!
スパイス監督「球数少ないから投げさせてきたけど、もう限界やな。取ったら取られるで、ここでの2点差はキツイ。」
劉備「私の失点もリズムの悪さもすべて私の所為、言い訳はいたしませぬ。しかし、8回表は張飛からの攻撃! 張飛、そして…関羽が何とかします故、試合は諦めますな!」
スパイス監督「だってもうセットアッパーの松永出てきちゃったよ。張飛はまだしも関羽は…ねぇ。良太はもう使っちゃったけど、右の代打のほうが…」
関羽「むむむ。(兄貴は言い訳ひとつせずに俺に期待してくれている。なんとか応えねば) 次の打席、凡退するようならそれがしを二軍へ落としてください。そして劉備の兄貴には次のチャンスを与えてください。」
スパイス監督「そこまで言うのなら打たせてあげよう。けど、打てなかったらワシ以上にファンやマスコミが厳しいよ。」
関羽「かたじけない!(二軍じゃない。乱世へ帰るくらいの覚悟で打席に立とう)」
曹仁「おっと、誰かが噂をしてるのかな?」
頼みの張飛がショートライナーで一死。関羽、悲壮な表情で打席に入ります。
そして3-1からの5球目。
ドカーーーーーーン!と大きな当たりです!!!
京成スカイライナーの看板直撃弾です!
張飛も出迎えております。笑顔こそないものの、まさに手応え十分の一発!
関羽雲長、選手生命を賭けたこの打席、動画で振り返ってみましょう。
劉備「かんう~ かんう~ か~ん~う~」
張飛「大兄貴、スキージャンプの原田じゃないんだから泣いている場合じゃないぜ。この流れ、続投だ!」
劉備「はっ、そうだ。監督!この試合、我等三兄弟に預けてください! 敗れたらすべての責任は長兄のこの私が負います!!」
スパイス監督「なんか熱いね、君たち。ま、せっかくだからやってみなよ。責任は取らんけど。」
なんと!劉備、続投です!8回裏もマウンドに向かいます!
大波乱のこの試合。いったいどんな結末を迎えるのか!!
次回、もれなくお伝えします!!!
・・・まさかマサカの3話またぎwww
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